G.D Vajra Rosabella 2024
G.D Vajra Rosabella 2024
ロザベッラ2024
G.D.ヴァイラ
イタリア > ピエモンテ州

【このワインの個性】
ネッビオーロの気品を、やさしく纏った一杯。
ネッビオーロ, バルべーラ
3,300円
8〜10℃
提供直前〜15分前 が理想。
ワインのプロファイル
複雑な風味をチャートで視覚的に表現。
ワインのバランスが一目で分かります。
テイスティングノートとストーリー
外観と香り
外観(色調・濃淡・粘性)
淡いサーモンピンクの色調。澄んだ輝きがあり、若々しくフレッシュな印象。淡い色合いながらも透明感と華やかさを併せ持ち、グラスの中で涼しげに映える。
香り(第一印象)
第一印象はフレッシュでチャーミング。苺やさくらんぼ、ラズベリーといった赤系果実に、スミレやローズの華やかなフローラルが寄り添う。ほのかに柑橘の皮やハーブのニュアンスも感じられ、爽やかで生き生きとしたアロマが広がる。
熟成由来/発展的アロマ
若いうちは苺やラズベリーなどチャーミングな果実香が中心だが、瓶熟を少し経ると、ドライローズやハーブティー、ザクロのような落ち着いた果実感が
現れる。さらにほのかにアーモンドやドライフラワーのニュアンスが加わり、柔らかで余韻のある香りに変化する。
味わい
果実味
苺・ラズベリー・さくらんぼを中心に、グレープフルーツの皮のような軽いビター感が輪郭を整えるドライな果実表現。華やかだが甘さは控えめで、清潔感のある広がり。
ボディ
軽やか〜中庸のミドル寄り。アルコール感は穏やかで、果実とミネラルの張りでスリムにまとまる。長時間でも飲み疲れしにくい質感。
酸味
フレッシュで直線的。口中を引き締め、余韻に清涼感を残すタイプ。油脂やマリネ、揚げ物と合わせると料理を軽やかに見せる。
タンニン
ごく微細。果皮由来の繊細なタッチが骨格を支える程度で、口当たりは滑らか。冷やし目でも渋みが前に出にくい。
熟成ポテンシャル
基本は若いうちのフレッシュさが持ち味。短期の瓶内熟成でドライローズやアーモンド、ハーブティーのニュアンスが穏やかに乗るが、早飲み推奨(リリース後1〜2年がベスト)。
生産者と物語
G.D.ヴァイラ Rosabella 2024
生産者と物語
G.D.ヴァイラは、ピエモンテの家族経営ワイナリー。1970年代にアルド・ヴァイラが畑を受け継ぎ、ネッビオーロを中心としたクラシックなスタイルを守りながらも、時代に合わせた柔軟な挑戦を続けてきました。Rosabellaは、その「日常の食卓を彩る」という哲学から生まれたワインで、バローロの名門が放つもうひとつの顔です。
革新への転機
バローロが国際的な潮流に揺れる中で、ヴァイラは土地本来の個性を重視。ネッビオーロの透明感と気品を守る姿勢が新しい価値を生み出し、やがて「伝統とモダンの架け橋」として認知される存在に。ロゼを手掛けたこと自体もまた、地域に新たな広がりを与えました。
畑のテロワール
ランゲの丘陵地帯に広がる畑は、石灰質や粘土質を含む土壌。昼夜の寒暖差が大きく、果実の香りを引き締める酸をもたらします。栽培は持続可能性を意識し、収穫はすべて手作業で行われ、健全な果実のみがワインへと生まれ変わります。
醸造哲学
Rosabellaはネッビオーロを主体に、バルベーラを少量ブレンド。発酵・熟成はステンレスタンクを用い、樽の要素を加えず、純粋な果実味と透明感を大切にしています。華やかで親しみやすく、それでいてピエモンテらしい凛とした酸を備えたスタイルです。
影響と現在
ヴァイラは現在、家族全員がワイナリーに関わり、次世代へと継承。バローロに限らず、ロゼや白ワインを通じても「ピエモンテの多様性」を世界に発信しています。Rosabellaは、彼らのワイン造りが日常の食卓に寄り添うものであることを象徴する存在です。
ペアリング
version : 2025-03-13-01
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