i Custodi Aedes Etna Bianco 2023
i Custodi Aedes Etna Bianco 2023
エデス エトナ・ビアンコ2023
イ クストーディ
イタリア > シチリア州

【このワインの個性】
エトナの大地が紡ぐ、火山の白い詩。
カリカンテ, グレカニコ,
カタラット, ミネッラ
¥3,960(税込)
適温: 10℃〜13℃
15〜30分前 が理想。
ワインのプロファイル
複雑な風味をチャートで視覚的に表現。
ワインのバランスが一目で分かります。
テイスティングノートとストーリー
外観と香り
色調
淡いレモンイエローの色調。若々しく澄んだ輝きがあり、中程度の濃淡。グラスを回すとさらりとした粘性が見られる。
香り
アロマ(第一印象)
柑橘や白桃、洋梨を思わせる控えめでエレガントな果実香。派手さはなく、清らかで洗練された
印象。
熟成由来/発展的アロマ
熟成を経ることでハチミツやアーモンド、カモミールの花、そして火打石のようなミネラル感が
広がり、奥行きのある複雑さを見せる。
スパイスや樽香
樽熟成の要素は控えめで、ほのかにバニラや白胡椒、かすかなスモーキーさが香りに厚みを与えている。
味わい
果実味: 凝縮した果実味と樽のバランス。
酸味: エトナの高地らしいシャープで張りのある酸。フレッシュ感と緊張感を与える要素。
ボディ: ミディアムボディ。厚みはあるが、引き締まったミネラル感が主体。
タンニン: 白ワインなのでタンニンはごくわずか(果皮由来の僅かな渋み程度)。
熟成ポテンシャル: 火山性ミネラルと高い酸を備えるため、5〜8年はしっかり熟成可能。
熟成でハチミツやアーモンド、スモーキーさが出てくるタイプ。
生産者と物語
革新への転機
「i Custodi(イ・クストーディ)」は、エトナの伝統的なワイン造りを守りつつも、失われかけていたブドウ畑の価値を再発見した生産者です。かつて大量生産・低価格化の波に押されて衰退しかけたエトナのテロワールを「守り人」として受け継ぎ、丁寧な畑仕事と自然に寄り添う醸造を原点としました。特に*アルベレッロ仕立て(樹形仕立て)*の古樹を守り抜いたことが、大きな転機とされています。
畑のテロワール
畑は標高500〜1200mの火山斜面に広がり、黒い火山岩と砂質土壌が特徴。日中と夜間の大きな寒暖差が酸を保持し、葡萄に凝縮感とミネラルをもたらします。畑の多くは急斜面に築かれた石垣(テラス)で構成され、農作業は手作業中心。カッリカンテを主体に、カタラットやグレカニコを補助的に用いています。
醸造哲学
畑での自然な栽培を基本とし、収穫はすべて手摘み。醸造では野生酵母を活かし、低温での発酵により果実の繊細さを保ちます。樽は極力控え、ステンレスタンク主体で透明感とミネラル感を引き出すスタイル。火山由来の個性をそのまま表現することに重きを置いています。
影響と現在
「i Custodi」は、エトナ・ワイン復興の象徴的存在のひとつ。過去に低迷していたこの地域の白ワインに「火山のミネラル」という明確なアイデンティティを示し、多くの若い生産者を鼓舞しました。現在もエトナ各地で古樹を守り、土地の文化や景観保全にも積極的に取り組んでいます。
ペアリング
version : 2025-03-13-01
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